2011年5月31日火曜日

ゴスペルコンサート~南三陸町歌津地区&仙台一番町

アメリカ・ナッシュビルからクライストチャートという本格的なゴスペルチームが来日。南三陸町歌津地区と、仙台市青葉区一番町の三越前で心温まる音楽を披露してくださいました。
ヒロセ純は宮城復興支援センター逢坂君のサポートで一日彼らと一緒に動きました。


最初の会場となった南三陸町歌津中学校では、ご覧のようにまだ避難所ではありますが、居合わせた避難所の方はもちろん、校長先生の特別のお取り計らいで、昼休みの時間を利用して、たくさんの生徒さんたちが彼らの歌や演奏に耳を傾けてくれました。



アンコールでは、校長先生の温度で「上を向いて歩こう」♪


メンバーはチャーターバスで移動して、次の会場は一番町三越前(仙台市)


ここでも大勢のお客様が集まってくれました。(ちょっと寒かったけどね)


終演後は、宮城復興支援サンターで用意してくださった会場で懇親会。和やかな雰囲気で一日が終わりました。

千羽鶴。

仙台市立荒町小学校5年生の有志が被災地のお友だちやお年寄りに元気になってもらおうと、千羽鶴を折ってくれました。子どもたちのたくさんのメッセージも付いています。
南三陸町歌津地区の避難所のひとつ、歌津中学校へその千羽鶴を届けました。
校長室に通していただき、阿部校長先生に手渡ししました。


「早速学校の玄関に飾ります!」と大変歓んでいただき、その場で仙台の子どもたちへの礼状を書いてくださいました。 実は、校長先生ご自身も津波により家を失い、今この避難所で生活をしておられます。
荒町小のみんな、確かにお渡ししましたよ!


2011年5月30日月曜日

発表!この夏のSCS公演!

●SCSミュージカル研究所キッズクラス発表会
SCSオリジナルミュージカル
「ばる~ん 2011」
 ~ふしぎなふうせんとゆかいな仲間たちの冒険~
2011年7月23日(土)14:00
仙台電力ホール
チケット(全席自由)
前売:大人1,500円 小学生以下1,000円
当日:大人1,800円 小学生以下1,200円
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●SCSミュージカル研究所 豪華2本立て公演
Ⅰ、SCSオリジナルミュージカルいのちのシリーズ
    仄々(ほのぼの)
Ⅱ、Dance Daisuki 2011夏
7月23日(土)18:30 & 24日(日)13:00
仙台電力ホールチケット(全席自由) 前売:2,500円  当日:2,800円
出演 SCSミュージカル研究所ドリームキャスト

仙台市内の大きなホールはまだ殆ど使用できません。
幸いに電力ホールを予約することができました。
公演の詳細は、随時このブログでもお知らせしていきま~す!

2011年5月29日日曜日

ユタと不思議な仲間たち〜速報!被災地での劇団四季公演

南三陸町では初の劇団四季ミュージカル公演が実現しそうです。
共同通信配信の本日付の記事をネット上で見ることが出来ます。

たとえば、以下のURL
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011052901000580.html

岩手、宮城、福島各県の計11自治体の小中学校で、7月下旬から8月にかけて同劇団のオリジナルミュージカル「ユタと不思議な仲間たち」を被災者向けに上演するというもの。
先週25日のこのブログ記事をご覧頂いた方は、予感がしていたかもしれませんね。
その候補地には南三陸町歌津中学校が含まれています。

梶賀センセが11年間小学生の指導に通い続けた南三陸町歌津で、劇団四季が梶賀センセ台本の本格ミュージカルを子どもたちに見せてくれる日が現実化しそうです。

ちなみに現在東京で上演中の劇団四季ミュージカル「ユタと不思議な仲間たち」には、ダンジャ役でSCS卒業生の柏谷巴絵(かしわやともえ)さんが出演中です。彼女は仙台出身、歌津のミュージカルも知っていますから、もし来てくれたら子どもたちに益々元気をくれそうですね。

キッズクラスの初舞台準備中。

 
キッズクラスの稽古場は、相変わらず元気な子どもたちの熱気に溢れています。

3.11の翌日、本当は彼らのはじめての発表会の日でした。

阿部茜音ちゃんも初舞台の予定でした。
茜音ちゃんの分も思いっきり舞台の上で演技してもらえるように、今いろいろ準備していますからね。

7月にキッズクラスの舞台ありますよ。仙台は震災の影響で、なかなか使えるホールがなくってねぇ…でも、ちゃんと準備していきます。
詳細は随時このブログやホームページでお知らせしていきます。待っててね。 

2011年5月28日土曜日

だし巻き玉子

最近食べただし巻きたまごの中では、このお店のそれはトップクラス。
必ずオーダーしてしまいます。

今日は某企業の役員の方と。
どのお料理も美味しいのですが、さらにおちゃめな親方とのやり取りも楽しい時間であります。

板前居酒や やんちゃぼうず
TEL 022-264-1407

2011年5月27日金曜日

珍しく味噌ラーメン

伝国座稽古日で米沢に来ています。だいたい米沢でラーメン食べる時はオーソドックスな醤油味を選択しますが、今日はちょっと気分を変えてみそラーメン。

市長や教育委員会の皆さまとの打合せがかさなり、今日は稽古場にはチラッとしか顔を出せませんでしたが、東京公演に向けて現場はテンションが高い状態です。

2011年5月26日木曜日

七ヶ浜復興「祈念」ゴーへ(Go Ahead!)

宮城県七ヶ浜国際村を拠点に活動する2つのパフォーマンスカンパニー、「NaNa5931」と「Groove7」。ヒロセ純がプロデュースを担当させて頂いていることは以前よりこのブログでご紹介してきた通りです。
今日はメンバーの子どもたちが、国際村に今も避難を続けられている方々向けにパフォーマンスを披露しました。


イベントタイトルにある「ゴーヘ」というのは、地元の漁師さんが使う方言ですが、どうも英語のGo Aheadがなまったものらしいです。いかにも北洋漁業発祥の町らしいエピソードですが、まさに震災後の今この町で求められている言葉なのかもしれませんね。

避難所で暮らす100名以上の皆さんに元気いっぱいの舞台をご覧いただきました。


一生懸命手拍子をしてくださるお年寄りや、子どもたちの歌に涙ぐまれる方など、様々なみなさんから、ステージのみんなは最後まで大きな拍手を頂いていました。


実は今日の舞台、何曲か国際村の職員の方々もダンスと歌で参加しています。
七ヶ浜町のスタッフと町の子供達による、町民のための元気が出るイベント。


終演後、出口付近にいた僕に「ありがとう、ありがとう」と何度も頭を下げられたおばあちゃんの姿が心に残りました。

直利庵(一関市)

午前中は岩手県一関市にて会議がありました。ミュージカル平泉の阿部実行委員長にお蕎麦をご馳走になりました。


直利庵(ちょくりあん)というお店です。ここはいつもお客さまでいっぱいです。ぼくはここの天ぷら蕎麦がお気に入りです。

2011年5月25日水曜日

ippo君のコーヒー

南三陸町からの帰り道。登米市東和町米谷の山あいにある一歩君の喫茶店に立ち寄りました。
一歩というのは彼の名前です。実によい名前です。彼は先日まで日本に滞在していたカナダ人Davidと共通の友人。一歩君がまだ中学生の頃から知っています。

高校を出た後、消防士を6年つとめて、コーヒーの修行を始めました。昨年、晴れて自分のお店を持つことが出来たのです。

焙煎の機械の前に、以前僕が彼にプレゼントしたギターがありました(写真右の青っぽいオベーション88年限定モデル)24年前に僕がNECに勤めている頃に買ったものです。手入れもしっかりしてありました。全く予告無しに初めて訪問したにも関わらず、こうして昔自分が弾いていたギターに出会えるなんて、何だか嬉しい気分になりました。

お店の外を眺めると、きれいな緑と自然が堪能できます。この辺りはホタルの里としても有名です。

明日26日は彼の30回目の誕生日、そしてお店の1周年だそうです。
このショットが20代最後になるかな。


そういえば、僕が会社をつくったのも29歳のとき。この年齢って、いろいろ考えるのかも。そんなことをぼんやりおもいながら、カウンターにすわり彼の手元を見ているゆっくりとした時間が流れました。いわずもがな修行を重ねた彼がいれたコーヒーは、味も香りも最高。おかわりして楽しませてもらいました。

再び南三陸町歌津地区にて

舞台芸術に携わるものの一人として、かつてお世話になった南三陸町、特に歌津地区にさらなる支援の提供は出来ないものかと考えています。僕たちができることは「楽しいこと」「楽しみなこと」、そんなことを提供することかな。今日は某劇団の方をご案内しながら再び歌津を訪問しました。


避難所となっている中学校の体育館裏手には、なにやらマウンテンバイクらしき新品の自転車がいくつも。お聞きしたところによると、モトクロスインターナショナルさんから、70台の自転車の寄付があったそうです。中学校では、必要な生徒に貸し出していくということでした。


中学校の校庭には、仮設住宅が。もうすぐ完成しそうな雰囲気。


中学校の下には、津波が校庭まで押し寄せた伊里前(いさとまえ)小学校があります。
もうすっかりきれいになっていました。
ここでも仮説住宅が校庭に建設されていました。
先日天皇皇后両陛下がお立ちになった場所から、あらためて歌津の町をながめました。


空はどこまでも青く、海は穏やかで、その美しさゆえ、様々な想いが頭の中を駆け巡り、しばし校庭に立ち尽くしました。


11年間ミュージカル指導を続けた懐かしい体育館に入ってみると、


懐かしいものを見つけました。歌津ミュージカルに出てくる歌詞「生命(いのち)たちよ」「山よ海よ」を、児童たちが卒業記念に木彫りにして体育館に残していってくれたものです。



作詞は梶賀千鶴子、作曲は榊原光裕。震災を経てあらためて見ると、歌詞は決して色あせずに、むしろ輝きを増しているように見えます。

只野展也が音楽を担当するTV番組

ちょっと番宣です(^^)/
JUN_harvestのメンバー、只野展也(ただののぶや)が音楽を担当するドキュメンタリー番組が、今度の土曜日午後1時から仙台放送にて放送されます。

番組ディレクターは、ヒロセ純がそのむかし「今、きらめいて」(東北7県毎週日曜放送のドキュメンタリー)という番組の司会をやっていた頃からの友人K氏。お見逃しなく!
そしてJUN_harvestのサウンドを支えるひとり、只野展也の最新音楽もお聴き逃しなく!
詳細はこちらから。
2011年5月28日(土) 13:00〜13:55
2011年度FNSドキュメンタリー大賞参加番組『おはぎ、あきない、おそうざい〜秋保で出会った“生き方”』  

2011年5月24日火曜日

お礼の色紙

3日間ご一緒したひとみ座さんから、お礼の色紙が届きました。
感激です。ありがとうございます!



東京公演に向けて〜セシオン杉並

本日は日帰りで東京に出張中。
7月17日(日)に杉並区にあるセシオン杉並のホールにて、よねざわ市民ミュージカル「Faith(フェイス)」東京公演を行います。
米沢市教育委員会の皆さん+舞台スタッフ代表して山口氏とともに下見や打合せをしました。
管理の行き届いた良いホールでした。
ここで米沢のみんなが歌って踊る姿が楽しみです。

2011年5月23日月曜日

夜の部

昨夜はひとみ座の皆さんと、仙台の一番町で小さな打ち上げをしました。
今夜は仙台にある某財団の方と国分町にある土筆というお店で意見交換。連日連夜充実しています。

2011年5月22日日曜日

心の復興劇場プロジェクト〜連携04 女川第一小学校避難所にて

今日はひとみ座人形劇「スズナ姫」を女川第一小学校におとどけしました。
今回の日生劇場によるこども支援事業3日間の最終日です。


事務局長自ら、開演直前まで避難所周辺の子供たちへPRに余念がありません。

今日も子供たちのいい笑顔に出会えました。


ひとみ座の皆さんの舞台は、環境が変わっても全くブレのない、これぞプロフェッショナルという演劇空間を、3会場で確実に創り上げていらっしゃいました。


日生劇場の皆さん、ひとみ座の皆さん、充実した中身の濃い3日間をありがとうございます!
今回この人形劇を観てくれた299人の子どもたちの心には、確かにあったかい大人たちの気持ちが届いていることと思います。
「舞台って面白いんだ」ってことがきっと伝わったことと思います。

兄貴みたいな

作曲家の上田亨さんが東京から仙台にいらしていて、石巻から仙台に戻ってから、一番町のとあるお店で一献傾けました。
彼は連日被災地に支援活動に出かける僕を気遣ってくれています。とにかく、音楽のことやら今後のことやらいっぱい話をしました。
JUN_harvestのファーストミニアルバムではライナーノーツを書いて下さった、バンドにとっても大切な方であり、僕にとっては精神的に兄貴分のような存在です。
仙台まで会いにきて下さったことに、心から感謝。
「顔見にきたよ」のひと言は、今の僕には最高の支援でした。

2011年5月21日土曜日

心の復興劇場プロジェクト〜連携03 石巻市湊小学校避難所にて

今日は日生劇場の皆さんと共に石巻市にある、湊小学校(避難所)にお邪魔しました。


ここでも、子供たちの笑顔と出会うことが出来ました。


会場は校舎2階の音楽室をお借りしました。
しかし、視線を窓の外に向けると、校舎裏手のお寺さんの敷地は未だこんな状態です。


この避難所も実は1階まで津波被害を受けており、児童は別の学校で授業を受けている現状です。


そんななか、ひとみ座さんの熱演と、子供たちの笑い声が教室に響いていました。
子どもの笑顔は大人たちを元気にしていきます。
僕たちオトナが今見ることが出来る、唯一の未来ですから。
明日は、さらに足を伸ばして女川町に入ります。みんな待っててね。

2011年5月20日金曜日

心の復興劇場プロジェクト〜連携02 亘理町中央児童センターにて

日生劇場(公益財団法人ニッセイ文化振興財団)にて制作された人形劇「小さな山神スズナ姫」を亘理町の子供達に届ける公演のお手伝いをしました。
以前、ヒロセ純が亘理町にお邪魔したことをこのブログで見ていただいた方はすでにお察し頂けたと思います。

日生劇場の皆さまとともにこの笑顔に出会うため、準備をしてきました。


日生劇場幹部の皆さまも自ら力仕事を買って出て下さり、まさに心のこもった準備から始まりました。


人形劇と言っても「ひょっこりひょうたん島」でも有名な日本一の劇団「ひとみ座」さんの公演です。作品は日比谷の日生劇場でつくられ、東京では切符が完売するほど人気のものです。


ふだんは日生劇場まで行かないと見ることが出来ない質の高い芸術を被災地に直接届けるという事業。避難所などでも上演出来るようにひとみ座さんも様々な工夫をこらして下さっています。

このプロジェクトにコーディネーターとして関わらせて頂いたことを光栄に思います。